2023年02月26日

春野菜 うどの苦み成分

ウドの栄養
塩分を排出する働きのあるカリウムが豊富です。
抗酸化作用をもつクロロゲン酸が含まれ、老化予防や生活習慣病予防が期待されます。

うどの苦みの正体は、ポリフェノールの仲間である「クロロゲン酸」という成分。
「クロロゲン酸の効能」
 アンチエイジング:活性酸素の発生を抑え、シワやシミなどの老化を防ぐ
 ダイエットの味方:脂肪燃焼を促進したり、脂肪をため込まないようにする働きがある
 糖尿病の予防:血糖値の急激な上昇を抑える働きがある

 ☆注意!! あくを取り除く。 あまり食べ過ぎない。
 クロロゲン酸には胃粘膜を刺激して、胃酸分泌を促進する作用があるので、
 食べ過ぎやあくを抜かずに食べてしまうと、胃痛になってしまう

新鮮なうどを選ぶ
・節がしっかりして、根元から穂先までの太さが均一。
・穂先がピンとして、淡い緑色。
・全体的にうぶ毛が密に生えている。

下ごしらえ 
・「太い茎」の根元を、厚めにそぎ落とします。
・太い茎の横から出ている、やわらかい「脇の茎」と、「穂先」を切り分ける。

・太い茎は、さらに節の部分で切り分けます。
・皮の周りはあくが強いため、切り口の内側の円の部分まで、皮を厚めにむきます。
 (縦に包丁を入れ、根元側から先端に向けて、太さが均一になるようにむく)
 ※皮も食べられるため、捨てない

・切り口は茶色く変色しやすいので、切り分けた直後に酢水にさらす。
 (酢水の濃度は水400ccに小さじ1杯、さらす時間は10分程度)
 ※さらし過ぎると水っぽくなるので注意しましょう。

部位ごとの「うどのレシピ」
★穂先
 香りと苦味が際立つ部分。あまり手を加えず、風味を生かした天ぷらがおすすめ。 

★茎の酢味噌あえ 
 茎は、シャシャキとした歯ごたえの楽しめる部位。
 先端に近いほどあくが強く苦味があるため、淡白な甘みのある、真ん中から下半分を使用。

【材料】
 うどの茎(真ん中から下半分):1本分
[酢味噌]
 酢:大さじ3
 砂糖:大さじ2
 みりん:大さじ2
 昆布だし:大さじ1
 味噌:大さじ3

【作り方】
 1、うどを3cm長さの短冊切りにし、10分ほど酢水にさらす。
 2、沸騰したたっぷりの湯で、[1]を表面が白くなるまで湯がき、ザルにあげて冷ます。
 3、酢味噌の材料を小鍋に入れ、とろ火(弱めの弱火)で練り混ぜ、冷ます。
 4、器に[2]のうどを盛り付け、[3]の酢味噌をかける。

★皮・脇の細い茎のきんぴら   
 うどの風味がぎゅっと詰まった皮は、きんぴらが最適。香りとほろ苦さが、口の中に広がります。

★穂先や脇の細い茎などは、味噌汁の具にしてもおいしくいただけます。

鶏だんごとうどのお吸い物
材料(2人分)
 冷凍鶏つくね 100g
 うど(4cm) 30g
 酢 適量
 わかめ 120g
 木の芽 適宜
(A)
 しょうゆ 小さじ2
 かつおだし 2カップ
 塩 少々
つくり方
1、うどは厚く皮をむいて酢水につけ、薄切りにする。
2、わかめは水でもどし、食べやすく切る。
3、小鍋に(A)を沸騰させて「冷凍鶏つくね」を入れ、蓋をして5分程煮る。
4、(3)に(1)、(2)を入れて温め、火を止め、器によそい、あれば木の芽を添える


タグ:健康 春野菜
posted by ハンモック at 10:41| Comment(0) | レシピ