ウドの栄養
塩分を排出する働きのあるカリウムが豊富です。
抗酸化作用をもつクロロゲン酸が含まれ、老化予防や生活習慣病予防が期待されます。
うどの苦みの正体は、ポリフェノールの仲間である「クロロゲン酸」という成分。
「クロロゲン酸の効能」
アンチエイジング:活性酸素の発生を抑え、シワやシミなどの老化を防ぐ
ダイエットの味方:脂肪燃焼を促進したり、脂肪をため込まないようにする働きがある
糖尿病の予防:血糖値の急激な上昇を抑える働きがある
☆注意!! あくを取り除く。 あまり食べ過ぎない。
クロロゲン酸には胃粘膜を刺激して、胃酸分泌を促進する作用があるので、
食べ過ぎやあくを抜かずに食べてしまうと、胃痛になってしまう
新鮮なうどを選ぶ
・節がしっかりして、根元から穂先までの太さが均一。
・穂先がピンとして、淡い緑色。
・全体的にうぶ毛が密に生えている。
下ごしらえ
・「太い茎」の根元を、厚めにそぎ落とします。
・太い茎の横から出ている、やわらかい「脇の茎」と、「穂先」を切り分ける。
・太い茎は、さらに節の部分で切り分けます。
・皮の周りはあくが強いため、切り口の内側の円の部分まで、皮を厚めにむきます。
(縦に包丁を入れ、根元側から先端に向けて、太さが均一になるようにむく)
※皮も食べられるため、捨てない
・切り口は茶色く変色しやすいので、切り分けた直後に酢水にさらす。
(酢水の濃度は水400ccに小さじ1杯、さらす時間は10分程度)
※さらし過ぎると水っぽくなるので注意しましょう。
部位ごとの「うどのレシピ」
★穂先
香りと苦味が際立つ部分。あまり手を加えず、風味を生かした天ぷらがおすすめ。
★茎の酢味噌あえ
茎は、シャシャキとした歯ごたえの楽しめる部位。
先端に近いほどあくが強く苦味があるため、淡白な甘みのある、真ん中から下半分を使用。
【材料】
うどの茎(真ん中から下半分):1本分
[酢味噌]
酢:大さじ3
砂糖:大さじ2
みりん:大さじ2
昆布だし:大さじ1
味噌:大さじ3
【作り方】
1、うどを3cm長さの短冊切りにし、10分ほど酢水にさらす。
2、沸騰したたっぷりの湯で、[1]を表面が白くなるまで湯がき、ザルにあげて冷ます。
3、酢味噌の材料を小鍋に入れ、とろ火(弱めの弱火)で練り混ぜ、冷ます。
4、器に[2]のうどを盛り付け、[3]の酢味噌をかける。
★皮・脇の細い茎のきんぴら
うどの風味がぎゅっと詰まった皮は、きんぴらが最適。香りとほろ苦さが、口の中に広がります。
★穂先や脇の細い茎などは、味噌汁の具にしてもおいしくいただけます。
鶏だんごとうどのお吸い物
材料(2人分)
冷凍鶏つくね 100g
うど(4cm) 30g
酢 適量
わかめ 120g
木の芽 適宜
(A)
しょうゆ 小さじ2
かつおだし 2カップ
塩 少々
つくり方
1、うどは厚く皮をむいて酢水につけ、薄切りにする。
2、わかめは水でもどし、食べやすく切る。
3、小鍋に(A)を沸騰させて「冷凍鶏つくね」を入れ、蓋をして5分程煮る。
4、(3)に(1)、(2)を入れて温め、火を止め、器によそい、あれば木の芽を添える