神宮の杜は11月1日に鎮座百年祭を迎えます。
10月30日から11月1日の3日間、参道に奉祝献灯「夢鈴(ゆめりん)」を掲出して 夜間特別参拝の実施を予定しております。・・・とありましたので、10月30日にお参りしてきました。
原宿口から鳥居をくぐると、参道の両側に夢鈴が
それぞれに「お願い事」が書かれていました。
夕暮れ時、灯りがともり幻想的に(^^♪
現代アート作家の野外彫刻作品が展示されていました。
野外彫刻展「天空海闊(てんくうかいかつ)」
「天空海闊」とは、果てしなく続く空、快晴の空へ向かって、大らかに広がることを意味しているそうです。
夜の森の中なのに、迫力なし!(笑)
初めてみた光景です。
いつもはどなたが鎮座されていたのか? 思い出せません??
(誰も鎮座されていなかったみたいです。鳳凰も11月3日(火)までで、その後は移転するみたいです)
アート作品あれこれ
明治神宮の森は、100年がかりで人工的に作られた太古の原生林。
百年前の日本人が全国から樹木と若い人を集め、百年後の森を夢見て、何もなかった土地に、あの広大な神宮の森をつくった物語
明治神宮は、明治天皇とその皇后である昭憲皇太后の御霊を祀るための神社として創建されました。 大正9年(1920)11月のこと。
林学者の本多静六と弟子の本郷高徳、上原敬二が、荒れ地に植樹し、100年以上をかけてかつての鎮守の森のような「永遠に続く森」を創り出そうと考えたそうです。
三人はこの地で長く育つ森にするためには、カシ・シイ・クスなどの常緑広葉樹にすべきと主張しましたが、時の首相・大隈重信は「明治神宮に藪のような森を作るのはまことによろしくない。ふさわしいのは、伊勢や日光のような、杉林であろう。杉にしたまえ。」と反対したとか…。
植える木々はほぼ献木でまかない、若木だけでなく、なかには村自慢の名木といった大木もあったそうです。
植樹作業にあたったのは、のべ11万人の青年奉仕団。
現在の姿
明治神宮の森は、自然の力だけでの成長を見守るため、参拝者に危険が及ばない限り木の手入れはしない。
落ち葉を掃除する「掃き屋さん」が、集めた落ち葉はカゴに入れて運び、そのまま森に返します。
本殿に向かって左の「夫婦楠」は、創建当初からこの場所に立つ御神木だそうです。
1本の木と思っていましたが、2本の木。 右の木と対で見事です(^^♪
この木ばかりは専門の職人さんが剪定(せんてい)していて、命綱をつけて木に登り、形を整えているという。
境内を歩いていると、あちこちで音がします。 ドングリが落ちる音らしい。
鳥の声も風の音も・・・
自然のパワーを感じられる100年の杜、明治神宮。
ちょっと足を延ばして、お散歩に行ってみませんか?
ちょっと足を延ばして、お散歩に行ってみませんか?
明治神宮 公式チャンネル
明治神宮鎮座百年祭にあたり、わが国を代表する音楽家 久石譲氏に記念の楽曲をつくっていただきました。
まるで森の中へと入っていくような、静けさと奥行きのある荘厳な調べは、まさに明治時代、日本の精神をもって西洋文明を取り入れた和魂洋才を思い起こします。
この曲にあわせて編集された映像と共にご視聴ください
【イベント・旅行の最新記事】