先日、国立西洋美術館開館記念図録を書棚から取り出しました時に、
ふと他の図録も確認しておきましょうと思いたち、目を通してみました。
ゴッホ展と銘打った絵画展の図録が4冊も!!
そのうちの1冊はかなり古く、
フィンセント・ファン・ゴッホ展
1958年10月15日〜11月25日 東京国立博物館 とあります。
中には、ゴッホ展のチケットと、新聞の切り抜き(弟テオに送った手紙)が挟んでありました
日本最初のゴッホ展。主催はクレラー・ミュラー美術館、東京国立博物館、読売新聞社。
出品点数130点。全てゴッホ作品。
オランダ国立クレラー・ミュラー美術館から126点(油彩56点、素描70点)、ハーグ市立美術館から3点(油彩3点)、アムステルダム国立美術館から1点(油彩1点)。
・・・とのことでした。
勘違いしていました。
国立西洋美術館が絵画展初体験と思っていましたが、東京国立博物館のゴッホ展が初体験でした。
その時に観ました「4本の切ったひまわり」に何故か?感動して、ゴッホにのめり込んでしまったのでした。
図録へは白黒で印刷されていましたので、カラーのものをネットからお借りしてきました。
以下、手元にあるゴッホ展の図録です。
・フィンセント・ファン・ゴッホ展
1958年10月15日〜11月25日 東京国立博物館
・ゴッホと風景画
1995年9月14日〜11月13日 安田火災東郷青児美術館
・ゴッホ展
1995年12月9日〜96年2月11日 横浜美術館
・ゴッホ展 孤高の画家の原風景
2005年3月23日〜5月22日 東京国立近代美術館
図録はありませんが・・・こちらへも馳せ参じております(笑)
ゴッホひまわり特別展観
1987年10月13日〜12月27日 安田火災東郷青児美術館
他にも印象派展関連の諸々の図録も・・・ゴッホ、そして印象派にどっぷりでしたね(笑)
【復刻連載】始まりはゴッホ記念館に残された68歳の「訪問者ノート」
心に沁みましたので、抜粋させて頂きました。
〈日本から来ました。14歳のときゴッホの絵に出会い感動しました。彼の絵は貧しき人々、なにげない風景などに命を吹き込んだ絵だと思います。それから54年を経て、68歳になり自転車を持参して、アルル、サンレミ、パリ、オーベール(フランス)、ボリナージュ地方のクエム、アム(ベルギー)、生誕地のズンデルト、青年時代のニューネンなど彼ゆかりの場所を訪ねてきました。彼の絵は、勇気を与えてくれます。特に落ち込んだ時に彼の喜び、悲しみ、楽しみなどが感じられ、心がいやされ、もう一度立ち直ることができます。37歳、10年間で2000枚の絵で後世の人々に光を与えています 堀江剛〉
〈アルルで摘んだひまわりを手にファン・ゴッホの墓に参ったのは1990年7月29日だった。その帰り道、彼が亡くなるまで住んでいたという下宿跡を訪ねると外壁に剥がれかかった1枚のポスターがあった。驚くことに、死んでちょうど100年目の日、ファン・ゴッホはポスターとなって僕の来訪を待っていた。話しかけてみたが幽霊のように街を行き交う人々をじっと見詰めている〉
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