全国に4700社以上あると言われる熊野神社の総本宮です。
入口の鳥居をくぐったら158段の階段を登ります。
(その際、右端を歩くのが作法とされています。)
神門へ。
追記:News 熊野本宮大社で迎春準備 大しめ縄と大絵馬かけ替え
2022/12/01、迎春準備として、神門の大しめ縄(長さ約4・5メートル)がかけ替えられ、縄の上に来年の干支の「卯」の大絵馬が飾られた。
大しめ縄は三重県紀宝町の農業榎本政子さん(89)が毎年奉納しており、今年で39回目という。家族や友人らと1カ月ほどかけて編んだ。
神門をくぐると
杉木立に囲まれ、檜皮葺(ひわだぶき)の立派な社殿が姿をあらわします。
4つの社殿があり、左から
第一殿 夫須美大神(ふすみのみこと)千手観音(現世を司る)
第二殿 速玉大神(はやたまのおおかみ) 薬師如来(前世を司る)
第三殿 本宮大社の主祭神、家津御子大神(けつみこのおおかみ)阿弥陀如来(来世を司る )
第四殿 天照大神 十一面観音
拝殿の一番右側が、結びの神様 八百万の神
が祀られており、交通安全、大漁満足、家庭円満、夫婦和合、長寿の神として人々を迎え入れてきました。
参拝には順番があります。
@第三殿本宮大社の主祭神(来世を司る )
A第二殿速玉大神(前世を司る)
B第一殿夫須美大神(現世を司る)
C第四殿天照大神
D結びの神の順番です。
熊野三山それぞれにお参りができなくても、熊野本宮大社を参れば全てに参拝したことになるとも言われています。 全ての人に優しい熊野本宮大社です。
社務所前にある、多羅葉(たらよう)のご神木の下に、黒い八咫烏ポストが設置されています。
黒は全ての色を合わせた尊い色であり、神の遣いである八咫烏(ヤタガラス)の色、本宮の大地を象徴する神聖な色でもあります。また多羅葉の木は、葉の裏に爪などで文字を書いていたことが葉書の語源となり「葉書の木」「手紙の木」とも呼ばれています。
社務所では、葉書として投函できる八咫烏ポスト絵馬を販売しております。
かつて熊野本宮大社は、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲にありましたが、明治22年の洪水で多くが流出し、流出を免れた上四社3棟を明治24年(1891)に現在地に移築・遷座しました。
熊野本宮大社大斎原大鳥居
参照:熊野本宮大社
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