わかめと大葉の香り和え
材料
生わかめ
大葉
◎かんたん酢
◎だし醤油
ごま
作り方
1、生わかめの塩をしっかり洗い流し、お好み状態に戻す。
2、水気を切り一口大にカットし、大葉は千切りにする。
3、ボウルに◎を入れ、わかめと大葉を入れて和える
4、胡麻をふって出来上がり。
塩漬け生ワカメの戻し方
(1)真水で5分ほど戻します。
(2)2〜3回水を換えてあげるのが塩を上手に抜くコツです。
※ ポン酢などで楽しみたい場合は、戻した後、一度お湯にくぐらせ氷水で冷やすと、食感と香りが際立ちます。
大葉の栄養
大葉(青じそ)は、栄養価の高い野菜です。赤しそとともに、ビタミンとミネラルが豊富に含まれています。
なかでも、カルシウム・β-カロテン・ビタミンB2の多さは野菜のなかでもトップクラスです。免疫力アップや貧血予防・疲労回復に役立つとされています。
カルシウムは、
人体ではおもに骨や歯の材料となります。一部は、筋肉や血液・神経内にも存在しており、筋肉の興奮を抑えたり、血液の凝固に関わり出血を予防したりしています。
β-カロテンとは、
β-カロテンを摂取すると、その一部はビタミンAに変換されて働きます。ビタミンAは、皮膚や目などの粘膜の健康を保ち、抵抗力を維持するために必要です。
ビタミンB2は、
髪・肌・爪などの健康維持や健全な成長に関与し「発育のビタミン」と呼ばれています。糖質・タンパク質・脂質の代謝と、エネルギー産生に欠かせない成分です。
ペリルアルデヒドは、
しそ特有の香り成分です。胃の健康の維持と殺菌作用があるため、食中毒予防の効果が期待できます。
わかめの栄養
食物繊維や各種ビタミン・ミネラルを豊富に含む海藻です。
栄養が豊富な上にカロリーは高くなく、腹持ちが良いためダイエットの強い味方だといえるでしょう。
また、わかめの食物繊維には健康に良いとされるアルギン酸が含まれています。
・脳の働きを維持するヨウ素
ヨウ素は基礎代謝の促進だけでなく、子どもの成長や大人の脳の働き維持にも重要です。
・体内の機能や血圧を調整するナトリウム
ナトリウムは、人体に必要なミネラルの一種で体内の機能や血圧を調整する働きをもちます。
(※)ただし、ナトリウムの摂り過ぎは血圧を上昇させ、むくみを引き起こす可能性がありますので、摂り過ぎには注意しましょう。
・海藻類では2番目に多いわかめのカルシウム
骨や歯を作る働きのほか、ストレスの緩和や血液の凝固のサポートにも関与しています。
・便秘解消にマグネシウム
血管を拡張させ血圧を下げる効果や、骨においてもマグネシウムが合わさることで柔軟性が加わり、しなやかで丈夫になります。また、マグネシウムには水分を引き込む作用もあるため、便が柔らかくなり便秘解消に役立つでしょう。
・骨や歯を構成するリン
リンは骨や歯の正常な発達に必要なミネラルで、リン酸カルシウムやリン酸マグネシウムとして骨や歯を構成しています。
さらに、神経の伝達促進などにも関与しています。
・水に溶けやすい食物繊維
わかめには、ぬめり成分のアルギン酸という水溶性食物繊維が含まれています。
この水溶性食物繊維は水に溶けやすいのが特徴で、食後の血糖値の上昇を緩やかにしたりコレステロール値を下げる働きがあります。
デメリット?
わかめにはヨウ素が多く含まれており、長期間大量に摂取し続けると過剰症(※)につながる場合があるためです。
(※)甲状腺機能低下症、頻脈、体重減少、筋力低下など
生わかめでは約8g、水に戻した乾燥わかめで6.8gでヨウ素の1日推奨量を満たします。ちなみに味噌汁で使う乾燥わかめは、1人前で約1〜2gです。
栄養満点で簡単!わかめスープレシピ
わかめと卵のシンプル中華スープ
【材料】〜2人分〜
・乾燥わかめ 3g
・白ねぎ 60g
・卵 1個
・水 400ml
・中華だし 小さじ2
・塩 少々
・こしょう 少々
・ごま油 小さじ1/2
・白ごま 大さじ1
【作り方】
@乾燥わかめは分量外の水で戻して水気を切り、白ねぎは小口切りにする
Aボウルに卵を割りほぐしておく
B鍋に湯を沸かし、沸騰したら白ねぎを入れて軽く煮る
Cわかめを加えたら、中華だし・塩・こしょうで味をととのえ、ごま油を入れた後にAの卵を入れる
D卵に火が通ったら、器に入れ白ごまをかけたらできあがり