サポーターによる効果 痛み刺激の軽減
押さえる刺激により痛みを紛らわす
人間は痛い所があると本能的に手で押さえます。
これは”押さえる”という刺激が 痛みを和らげることを知っているからです。
人間の体は意外と不器用で複数の刺激を感じることが苦手です。
触っている、押さえている、という刺激によって痛みを伝える神経の動きが鈍くなり、痛みを感じにくくなる効果があります。
サポーターによって膝に触圧覚が加わることで痛みが和らぐ効果が期待できます。
※ 強く締め付けすぎると血行が悪くなり、痛みがかえって悪化する可能性がありますので適切なサイズと付け方をする必要があります。
サポーターの効果 保温効果
保温することで痛みを感じにくくする
変形性膝関節症による痛みには 冷やしたほうが良いのか温めた方が良いのか?
急激に腫れて熱を持っているような場合(急性炎症)には基本的に冷やしたほうが良いと考えられます。
逆に、熱や腫れなどはなく慢性的な痛みとなっている場合には温めた方が痛みが軽減します。
身体が冷えると、人間の体は熱が逃げていかないように血管を収縮させて熱を体に閉じ込めようとします。
血管が収縮することで血流が悪くなり、神経が痛みを感じやすくなることで痛みがつよくなります。
慢性的な痛みがある場合は関節を冷やさないようにサポーターなどで保温すると効果的です。
冬はもちろんですが、夏の冷房によって膝の痛みを感じる場合などに効果的な方法です。
サポーターをしてもあまり暖かくならない場合にはカイロを貼るなどの方法も有効です。
※ 温湿布は「温感」、温かい感じがするだけのもので、温める力はほとんどありませんので注意が必要です。
インソール
膝内側への負荷を減らすインソール。
下肢に体重がかかるラインは、通常であれば膝の中央を通ります。しかしO脚になると荷重線は膝の内側を通るようになります。
そこで、インソールを用いることにより荷重線を膝の中心へ近づけるように、膝の角度を調整することで、内側軟骨のすり減りや痛みを減らせます。
変形性膝関節症のほとんどの方は、O脚になってしまいます。O脚になると体重が小指側に乗りやすく、膝の内側部に負荷がかかることで痛みを感じます。
小指側を高く持ち上げるように足裏にインソールを挿入することで、親指側へ体重が乗るように膝の角度を調整します。すると小指ではなく親指側へ荷重が抜けるような歩行ができるほか、膝内側にかかる過剰な負担を軽減させ、痛みを緩和します。
posted by ハンモック at 15:15|
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健康・家事